薬剤師が結婚した時の必要な手続き
結婚すると名義変更の手続きが色々と必要になります。
保健所や市役所って少し不便な場所にあるから、薬剤師だけでなく、資格をもつ職種は来るだけまとめて手続きしたいですね。
今回は、姓および戸籍変更が必要だった私が行った手続きを紹介します。
①婚姻届の提出
- 婚姻届(夫妻および証人の署名、押印されているもの)
- 戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)
- 本人確認書類(旧住所の記載のある公的書類 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等)
- 旧姓の印鑑(万が一訂正が必要になった場合)
元々同棲していたため、転出届、転入届は準備していませんでしたが、該当する方は手続きが少し多いですね。マイナンバーカードは、引越し先の市区町村役場の窓口で姓変更できるので、可能なら一緒に行うのがいいです。
また、「婚姻届を提出した役所」と「引越し先の市区町村役場」が一致している場合を除いて、婚姻届を提出したら、すぐに住民票がもらえるわけではありません。
その点も念頭に置いてスケジュールを立てるのが良いでしょう。
②薬剤師免許の更新
薬剤師免許に関する各種申請手続きのご案内*1より、「薬剤師名簿の訂正」「薬剤師免許の書換交付」の準備が必要です。
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「薬剤師名簿の訂正」「薬剤師免許の書換交付」
- 手数料 1000円分+2750円分の収入印紙
※保健所で購入出来ない場合が多いので予め準備しておく
- 6ヶ月以内に発行された新しい戸籍謄本または抄本
- 以前の内容が記載されてる薬剤師免許証
薬剤師名簿登録事項(本籍地都道府県名(日本国籍を有しない者は国籍)、氏名、生年月日、性別)に変更があった場合に行う手続きです。
変更日の翌日から起算して30日以内に手続きを行って下さい。
30日以内に手続きをと記載がありますが、戸籍謄本を手に入れるまで時間がかかる場合もあります。私の場合、2週間程度かかりました。
その場合、保健所に準備されている遅延理由書を記載すれば問題ありませんでした。
ここらへんは、もしかしたら、マイナンバーカードの普及で今後変わる手続きかもしれませんね。
手続きは、お住まいの地域の保健所等に申請する必要があるため、どこの保健所で申請するのか確認してください*2。
③職場への提出物
ここあたりは、事前に職場に確認することが必要です。
- 婚姻届受理証明書(市役所で350円)
- 住民票(世帯全員が明記された住民票)
- 異動届
- 給与振り込み口座変更届
④銀行の名義変更
ネットで変更出来る場合もあるので、こちらも事前に確認が必要です。
届け出印を変える時は窓口対応の場合が多いと思います。
- 氏名変更届
- 本人確認書類(新住所の記載のある公的書類)
- 通帳、証書、保険証
- キャッシュカード
- 旧姓、新姓の届け出印(変更の場合、改正印届)
新姓の印鑑がないと手続きが進まないので、友人は最初夫の印鑑を届け出印として利用していました。
結局必要になるものなので、新姓の印鑑をあらかじめ準備しておくのがいいと思います。
⑤運転免許証
- 住民票(本籍あり、マイナンバーなし)
- 本人確認書類(新住所の記載のある公的書類)
明確な期限はありませんが、速やかに変更手続きを行った方が、他の手続きの際、本人確認書類として利用できるため良いです。
また、下記の手続きをオンラインや電話で行いました。
⑥クレジットカード
⑦生命保険・損保保険
⑧住居(家賃、公共料金、名義など)関係
⑨携帯電話
上記に記載した通り、やることがたくさん!
最近はオンラインで手続き可能なことも増えましたが、まだまだ窓口で必要な手続きもあります。社会人は時間も限られているため、効率よくまわれるよう事前に準備はしておきましょう!