道端アンジェリカ容疑者逮捕 合成麻薬「MDMA」とは？
2023 年 3 月 20 日、合成麻薬「MDMA」を所持したとして、道端アンジェリカさんが麻薬特例法違反の疑いで警視庁に逮捕された。容疑を否認しているとのニュースが報道されました。2019 年にも、沢尻エリカさんが所持し逮捕された薬剤と同じものですね。NMDAはゲートウェイドラッグ*1としても有名ですが、どのような薬なのでしょうか？
合成麻薬
間接型アドレナリン受容体刺激作用のある「アンフェタミン」に類似構造をもつ化合物で、「3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン」とも言われています。ちなみに、アンフェタミンはノルアドレナリンおよびドーパミンの放出促進およびその再取り込み・分解を阻害することで、強い交感神経興奮作用と中枢興奮作用を示す代表的な覚醒剤の一つですが、注意欠陥・多動性障害 (ADHD) 及びナルコレプシー治療薬として承認している国もあります。大麻等は異なり、化合物として合成された麻薬です。
作用は？
MDMAは、脳内のセロトニン等を過剰に放出させることにより、人間の精神に多幸感、他者との共感などの変化をもたらすとされており、使用している間は「幸せ」だと感じ、強い依存性を持ちます。
MDMAの効果は3～6時間持続しますが、使用者の多くは最初の服用時の効果が減退すると、2度目の服用を行います。
また、依存とは別に、乱用を続けると錯乱状態に陥ることがあります。腎、肝臓機能障害や記憶障害等の症状も現れることがあります。
MDMAは違法ドラッグ
薬物乱用は乱用する薬物を手に入れるために窃盗、強盗、売春、さらには殺人などの犯罪を誘発し、家庭の崩壊、社会秩序の破壊などの要因にもなっています*2。そのため、依存性や危険性が高い薬物は所持しているだけでも処罰対象となります。
MDMAは、麻薬及び向精神薬取締法で規制対象とされている麻薬に含まれておりであり、所持や施用が禁止されています。
お酒の場等で誘われることの多い麻薬なので、場に流されないこと、危機感を持つことが重要ですね。私は、小・中学生の頃、授業の一環で警察の方がから「薬物依存」の講習を受けた記憶がありますが、大学生や大人こそ再受講が必要だなと思います。
